「キウイフルーツって手軽で美容にも良さそうなイメージだけど、実際はどうなのかしら…」
1年を通じ、四季を問わずに食べられる果物、キウイ。酸味のあるグリーンキウイも、まろやかなゴールドキウイも美味しいですよね。
そんなキウイは美容にはもちろん、今、話題の腸活にも良いです。
そこで今回は、キウイフルーツの効果や効能、栄養について触れることにしました。さらには腸が喜ぶ簡単ドリンクレシピもあります。ぜひ最後まで、楽しみながらお付き合いください!
キウイフルーツは美容&腸活に最適な果物
キウイはビタミンCと食物繊維が多いことにより、美容と腸活に良い効果が得られます。
まずビタミンCは肌のハリを保つ、コラーゲンの合成に必要な栄養素です。
またビタミンCには抗酸化作用もあります。なので、シミやくすみの原因となる活性酸素を取り除く効果も期待できるでしょう。
一方の食物繊維は便通を整え、便秘を防ぐうえで欠かせません。
このように、美容面や腸内環境を整える上で、キウイフルーツに含まれる栄養素は有益です。しかし実は、ゴールドキウイとグリーンキウイで各々の含有量が違います。
下記で詳しくご紹介しましょう。
ゴールドキウイはビタミンCたっぷり
甘みが強くて酸味の少ないゴールドキウイは、特にビタミンCが豊富です。
参考までに数値をご紹介すると、ゴールドキウイのビタミンCは100g(約1個)あたり140mgと多いのです。
つまり、ゴールドキウイをたった1個食べるだけで、成人1日のビタミンC摂取推奨量(※)を満たすことができます。
(※)日本人の食事摂取基準では男女ともに12歳以上のビタミンC推奨量は100mg
ですので、美肌作りをしたい場合はゴールドキウイがいいですね。
グリーンキウイは食物繊維が豊富
さわやかな酸味が特徴的なグリーンキウイには、食物繊維が多く含まれます。
その量は、グリーンキウイ100g(1個)あたり2.6gと果物の中では多めです。
ちなみにバナナの食物繊維は100gあたり1.1g、りんごはゴールドキウイと同じで1.4gとなります。
腸内環境を整える(腸活)には、お通じ対策が必要不可欠です。
特に、グリーンキウイに含まれる食物繊維は不溶性食物繊維が多いので、腸のぜん動運動を促し、しっかりと出やすい便の形状作りに役立ちます。
その他キウイの効果効能や栄養を紹介
キウイには体の余分な熱を取り除き、のどを潤す効果があります。
またアクチニジンというたんぱく質を分解する酵素が含まれます。ですので、キウイを肉と一緒に漬け込むと、肉を柔らかくすることもできますよ。
カリウムでむくみ予防
カリウムは、むくみの原因となる塩分を排出してくれる役割のある栄養素です。
そしてキウイには、100g(1個)あたり300mgのカリウムが含まれます。これも果物の中では多い含有量です。
毎日キウイを食べると肌や腸内はキレイになる?
断言はできませんが、美肌や腸活に効果的なのは確かです。なぜなら上記でもお伝えしたように、ビタミンCや食物繊維が補えるからです。
なので、美肌効果を求めるならば、ビタミンCがしっかり補えるゴールドキウイを1日1個食べると良いですね。
また腸内環境を整えたい場合は、グリーンキウイを2個食べるのがお勧めです。
グリーンキウイの食物繊維は100g(1個)あたり2.6g、2個ですと5.2gとなり、1日の食物繊維目標量の30%以上が摂れるようになりますよ。
朝or寝る前?キウイを食べるのはいつが良いのか
キウイを食べる時間帯は、朝が良いでしょう。
そもそも朝は排泄の時間です。ですから朝食時にキウイを食べると、食物繊維が腸の働きを促し、胃腸の働きを活発にする効果が期待できます。
またビタミンCは紫外線の影響によるシミ対策にも良いですので、この点からも朝が良いですね。
キウイの効果的な食べ方とは
キウイはそのまま食べるのが一番です。
と言いますのも、水溶性であるビタミンCは茹でると水に溶け出しまいます。
また冷凍すると、解凍した時に果肉に含まれていた水分が出てくるため、水っぽい味になってしまいます。やはりそのままが良いですね。
なお、固くて未熟なキウイは常温で保存しましょう。
参考までに、成熟促進の働きがあるエチレンを出すバナナやりんごと一緒に、ビニール袋に入れて2-3日おくと、早く柔らかくなりますよ。
お腹スッキリ!キウイバナナスムージー
「キウイをそのまま食べるのは良いけど、たまにはアレンジしたいなぁ」
そんな声にお答えし、腸が喜ぶレシピをご紹介します。
キウイの食物繊維にバナナのオリゴ糖(※)で、腸内環境を改善する効果が期待できるスムージーです。
(※)オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサになります
なお肌にも良い効果を届けられるよう、キウイはゴールドとグリーン2種類を一緒に使いました。
【2種のキウイとバナナのスムージー】
■材料(2人分)
・バナナ 1本
・ゴールドキウイ 1個
・グリーンキウイ 1個
・無調整豆乳 200ml
・オリゴ糖 大さじ1
■作り方
①バナナとキウイは食べやすい大きさに切ってミキサーに入れる。
②①にオリゴ糖と豆乳を加えて、ミキサーにかける。
※お好みでレモンを飾って召し上がってください
まとめ
以上、キウイはビタミンCと食物繊維が多いので、美容と腸活に良い効果をもたらすことがわかりましたね。
そして栄養成分から、美肌効果を求めるならゴールドキウイ、腸内環境を整えるならグリーンキウイが良いこともお分かりいただけたと思います。
またキウイにはカリウムも多く含まれますので、むくみ対策にも効果的です。
キウイはそのまま食べるのが一番です。ですが、アレンジしたい気分の時にはご紹介したスムージーも作ってみてくださいね。
参考文献
厚生労働省 e-ヘルスネット コラーゲン
ゼスプリインターナショナルジャパン株式会社 キウイと栄養
厚生労働省 e-ヘルスネット 食物繊維
薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖 植木もも子監修 西東社
厚生労働省 e-ヘルスネット カリウム