「アイスが大好きなんだけど、ダイエット中はやっぱり我慢だよね…」
バニラやチョコに抹茶など、様々な味も楽しいアイスクリーム。棒アイスもカップ入りアイスも美味しいものばかりですよね。
しかしアイスは甘いスイーツ。ダイエット中にアイスを食べて良いのか悩む…という方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ダイエット中のアイスについてまとめることにしました。
すぐに役立つ情報をポイントを押さえてお伝えしますので、最後までお読みください!
そもそもダイエット中にアイスは食べていいのか
結論から言いますと、ダイエット中でもアイスは食べて良いデザートです。
しかし、いくらでも食べてOKという訳ではありません。
ダイエットの基本は余分な摂取カロリーを抑えることです。カロリーの摂取量が消費量を上回ると、太りやすくなります。
バニラアイスでの比較を紹介
分かりやすいように、バニラアイスでのカロリーの比較をご紹介していきます。
上記のように、乳脂肪分が多いこってり系アイスのカロリーは高いことが分かりますね。こってり系のアイスは原料に生クリームなどが多く使われるため、カロリーがより高くなっていると考えられます。
ちなみに100gあたりでご紹介していますが、巷にあふれるカップ入りのアイスは150-200gが多いようですので、上記の1.5倍から2倍のカロリーがあるわけです。
参考までに、200kcalの目安はコンビニのおにぎり1個と同じもしくはやや高いカロリーです
では、さわやか系の低脂肪バニラアイスなら安心かと言いますと、そうとも言えません。
上記はバニラアイスの糖質の比較を示したものですが、ご覧の通り、いずれも糖質が20g近くあります。実はこの量はレタスサンドイッチ1パックとだいたい同じ糖質量です。
糖質は私たちの体を動かす大切な栄養素の一つですが、取り過ぎは肥満(※)につながります。
(※)糖質を含む食品を食べるとインスリン(血糖値を下げるホルモン)が分泌されます。このインスリンには余剰な糖を脂肪組織に取り込み中性脂肪として蓄える働きもあるのです。
ダイエット中にアイスを食べること自体は問題ないのですが、選び方や量がカギとなります。具体的には後ほどお伝えしますね。
ヘルシーなイメージ、シャーベットならOK?
シャーベットにはヘルシーなイメージがありますが、実はこってり系のバニラアイスより糖質は高いです。
上の表より、シャーベットのカロリーはバニラアイスより低めですが、糖質は10gも高いことが分かります。
爽やかな口溶けが美味しいシャーベットですが、ダイエット中は気をつけたいですね。
ダイエット中のアイスの選び方&食べ方
まず低カロリーなものを選ぶと安心です。そして、さらには糖質にもぜひ目を向けてみてください。
先ほど糖質の多いアイスは肥満に繋がりやすいとお伝えしました。つまりは血糖値の上がり方を緩やかにすることが、ダイエットの一つのポイントです。
一押しはシューアイス
ダイエット中のアイスのベストチョイスはシューアイスです。
卵、牛乳、バターなどが主原料のシューアイスはタンパク質と脂質が多く、消化吸収に時間がかかるため、血糖の上がり方が緩やかになります。
シューアイスが見当たらない場合は市販のシュークリームを冷凍させ、半解凍状態で食べるのも手ですよ!
*HIROTA シューアイス
コーヒーを飲みながら食べる
アイスはブラックコーヒーを飲みながら食べると良いです。
コーヒーには血糖を下げるクロロゲン酸やカフェインが含まれていますので、高血糖になりにくい状態の後押しになるでしょう。
空腹を感じたら食べよう
痩せられない人の多くは、空腹を感じていないのに何かを口にしているケースが多いです。
例えば
「今日は暑いからアイスを食べよう」
「たまたま冷蔵庫に入っているから、今アイスを食べようかな」
など、お腹が空いていないのに、アイスに手が伸びてませんか?
空腹を感じる前に食べるクセを改善できれば、余分なカロリー摂取も抑えられ、痩せやすくなります。
コンビニ&スーパーで買えるお勧めアイス
ダイエット中にぜひ活用していただきたいのが、低糖質アイスです。
SUNAO(スナオ)アイス
グリコのSUNAOアイスは、味も美味しくてお勧めです。しかもいずれも80kcalで嬉しいですね。
SUNAOアイスにはコーンやモナカなど種類がありますが、一押しはカップの「マカダミア&アーモンド」です。本格的なナッツの味を楽しるにもかかわらず、糖質はたったの4.9gしかありません。
*グリコ SUNAOシリーズ
オリゴスマート コク深バニラ
明治のオリゴスマートもお勧めです。1箱6本入りの棒タイプのアイスでスーパーで購入できます。
オリゴスマート1本あたり57kcal、糖質は8gです。
*明治 オリゴスマート
超簡単!アイスレシピを公開
上記の低糖質アイスがお勧めなのには変わりませんが、値段がやや高いのが難点でもあります。
「節約したい!」そんな時には手作りも良いでしょう。
ここでご紹介するレシピはとにかく簡単でミキサー不要。冷凍用の保存袋で出来ますよ。
■材料〜作りやすい分量〜
・冷凍ブルーベリー 1袋
・牛乳 200cc
・生クリーム(低脂肪) 200cc
・オリゴ糖 小さじ2程度
■作り方
① 冷凍用の保存袋に材料を全て入れる。(空気はしっかり抜いておく)
② 揉み込むように混ぜ、暑さを均等にしておく。
③ 冷凍庫で1時間冷やし、取り出して揉み込む。これを3回繰り返す。
④ 器に盛り付けて完成。
実はアイス代わりになる冷凍ブルーベリー
上記レシピの材料に使用していますが、アイスを食べたいという欲求を満たすフルーツがあります。それが冷凍ブルーベリーです。
ブルーベリーは低カロリー&低糖質な果物。自然な甘味があるのに1粒あたりのカロリーは約1kcal、糖質は0.2g程しか有りません。
なので50粒食べてもおおよそ50kcal、糖質10gということになります。
お勧めは半解凍にして食べる方法です。なお、フォークが刺さるくらいだとスイーツ感を存分に楽しめますよ。
まとめ
以上、ダイエット中のアイスについてご紹介しました。
ダイエット中にアイスは食べて良いですが、カロリーや糖質がカギとなります。低カロリー且つ低糖質のアイスを選ぶようにしましょう。
一押しはシューアイスです。そしてアイスはコーヒーを飲みながら食べると良いですね。
またコンビニやスーパーではグリコのSUNAOアイスシリーズや明治のオリゴスマートが良いでしょう。
ご紹介したレシピも活用してみてください!
参考文献
日本食品成分表 2021 八訂 医歯薬出版株式会社
Carbo 食品中の糖質含有量の目安 富士フィルムファーマ株式会社
おいしく楽しく適正糖質 ロカボ