「ヨガをした時に瞑想があって、ちょっと驚いた…!」
美容や健康に良いと人気のヨガ。特に女性からの人気が高く、ヨガに興味がある方も多いように思います。
そんなヨガには、ゆったりと体を動かすものから筋トレ要素が多いものまで様々ありますが、実は瞑想を挟むこともしばしば。
そこで今回は、ヨガと瞑想についてご紹介することにしました。
ヨガに瞑想がある理由、瞑想の効果ややり方が簡潔に分かる内容となっています。
瞑想を知ることで、ヨガをより身近に感じられるようになるかもしれませんよ。
そもそも瞑想って何?
瞑想とは、目を閉じた状態で心を集中させることを言います。
具体的には、無心になって静かに深く想いを巡らす。言い換えると、何も考えずにリラックスすることとも言えるでしょう。
そのため、瞑想は様々な宗教や修行などでも用いられるのです。
ヨガと瞑想の関係
実はヨガには3つの柱があります。1つ目は呼吸、2つ目はポーズ、そして3つ目が瞑想です。
つまり瞑想はヨガの一部なのですね。
では、なぜヨガの柱に瞑想があるのか見てみましょう。
なぜヨガで瞑想をするのか
なぜならヨガは、元々はインドで生まれた修行法だからです。なので、ヨガには悟りに至るための思想や哲学が順序立てられています。
つまり、心を落ち着かせる要素がたくさん入っているわけです。その中の一つが瞑想と思うと分かりやすいかもしれません。
瞑想で得られる効果
瞑想することで、主に4つの効果が期待できるでしょう。
①集中力UP
呼吸(1つの対象)に意識を向けられるようになることで、日々の生活の中でも集中力アップに役立ちます。
②気持ちのコンディションが整う
瞑想で頭の中がクリアになると、気持ちも前向きになります。
③感情のコントロールができる
自分の内面に意識が行くようになり、感情や思考を自身でコントロールできるようになります。
④前向きになれる
気持ちの切り替えを行えるようになります。
もちろん個人差はありますが、瞑想はメンタル力の向上に役立つ有意義な手段と言えますね。
どんな時に瞑想すると良いの?
お勧めはマイナス思考に陥りがちな時です。瞑想をすることで、思考や行動の癖を変えることが出来るかもしれません。
例えば、
・ダイエットがなかなか上手くいかない
・自分の意見が言えず悩んでいる
・ちょっとしたことでイライラする
など、自己嫌悪になるような習慣や行動を変えたいあなたには、瞑想がお勧めです。
瞑想では意識を一つに集中させていきます。これが習慣になると、いつものパターンを断ち切り癖の克服につながるようになってくるでしょう。
瞑想のやり方
それでは、瞑想を行う際のポイントをお伝えしていきます。
大切なのは、呼吸、姿勢、そして瞑想を行う環境です。
呼吸に意識を向けよう
まず、瞑想する際にはゆったりとした呼吸を一定のリズムで行うと良いです。
自然に無理のないペースで行います。そうすると、徐々に心も落ち着いていきます。
【呼吸と呼吸の間に注目!】
そしてゆったりとした呼吸が出来てくると、呼吸(吸う)と呼吸(吐く)の間に一瞬、自然な間(ま)が生まれることに気付くでしょう。
息を吸い切った後、自然に息が止まる。そして吐き切った後にもまた息は止まるのです。
このリズムで呼吸すると1回の呼吸が長くなります。そうすると、十分に深い呼吸ができるようになり、瞑想が深まりやすくなりますよ。
姿勢はどうする?
瞑想は、座って行うことが多いです。
一般的なヨガでの瞑想はあぐらの姿勢ですが、椅子に座ったり仰向けで行う場合もあります。
瞑想のポーズなんてあるの?
瞑想ヨガの代表的なポーズに、蓮華座(れんげざ)があります。
一見あぐらに見えますが、写真のように、両足のかかとを太ももの上に乗せるポーズです。
蓮華座は柔軟性が求められるポーズです。なので、ひざや足首に痛みがある場合は無理をせず、ラクな姿勢を選ぶようにしましょう。
環境も大事
瞑想する時は、心地良いと感じられる環境を作りましょう。
ご自身が落ち着いて過ごせる場所、快適と思えるアイテムを活用します。そうすることで、その場の空気に影響されることなく瞑想に入ることが出来ます。
例えば窓辺で風を感じながら、好きなアロマオイルを焚き、照明を消してリラックスしながら瞑想を行うなどです。
参考までに、体は温かい方がよりリラックスできます。お風呂上がりも良いですね。
音楽はある方が良いのか
音楽はあっても無くても良いです。しかし音瞑想といい、聞こえてくる音に意識を向ける瞑想ヨガもあります。
音楽があると、自然に意識を音にフォーカスできますので、音瞑想は個人的にお勧めです。
なお、音瞑想を試す場合は鳥のさえずりや波の音など自然を感じられるものが良いです。
ちなみにヨガのレッスンでは音瞑想を行えるクラスもありますので、気になる方は実際にヨガをしながら体験してみるのも良いでしょう。
ヨガで瞑想がうまくできない時
「ヨガが終わったら仕事しなきゃ…」
「お腹すいたなぁ」
「なんだか眠いかも」
「ちょっと腰が痛いかな」
瞑想をしているときに考え事が浮かんできたり、眠気や体の痛みを感じたりすると、どうしても気が散ります。
瞑想中に考え事が浮かんできたら、呼吸に意識を戻しましょう。吸う息と吐く息、そして呼吸と呼吸の間(ま)に集中することで、段々と心の揺れが小さくなっていきます。
また眠気を感じた時は、一度背筋を伸ばして深呼吸します。
そして体のどこかに痛みが出てきてしまったら、呼吸に意識を戻しながらそっと痛いところを動かすのも良いです。
痛い時には無理をしないほうが良いと思いますので、瞑想に入る前に体をほぐしておくか、痛みがない時に行うようにすることをお勧めします。
まとめ
以上、瞑想とヨガの関係についてご紹介しました。
そもそも瞑想はヨガの一部で、心を落ち着かせる要素の一つであることが分かりましたね。
瞑想で期待できる効果をまとめます。
①集中力UP
②コンディションが整う
③感情のコントロールができる
④前向きになれる
瞑想のやり方は簡単です。
基本はあぐらや椅子に座った姿勢で、ゆったりとした呼吸を一定のリズムで行います。
また場所は落ち着いて過ごせる、ご自身が心地良い空間が適しています。部屋でも公園でも構いません。リラックスできるところで行ってみてください。
参考文献
Weblio辞書 瞑想
厚生労働省 e-ヘルスネット ヨガ
こころと体が変わるYoga ホットスタジオLAVA監修 池田書店
ヨガジャーナル 日本版特別編集 初心者向けヨガ完全ガイド インフォレスト株式会社
Hot &Shape CALDO 瞑想ヨガとは